私の信念


私は基本的に「人は話せばわかる」ものだと考えています。




人と人って、お互いのことを理解しようとし合いながら話すことによって、お互いをわかりあえるものではないでしょうか。
仕事でよくクレームに対応することが多いのですが、どんな相手でも、最後は笑顔で帰ってもらえるように、って考えています。




甘い考えなのでしょうね。
でも、できる限りそう信じて生きていきたいと考えているのです。








今日電車に乗っていました。




とある駅に到着した時のこと。
私は吊革につかまって立っていたのですが、目の前に座っていた、おそらく就職活動中と思われるうら若き女性が降りようと席を立ちました。
その女性、相当急いでいたのか、マフラーを席に忘れて行きそうになりました。
それを見た私は、マフラー忘れてますよ、って言おうと思って、
「あの、」
と声をかけました。




その女性は一瞬ビクッとして、私から逃げるようにホームの人波の中に消えていきました。




マフラー忘れてますよって…
言おうとしただけなのに…。






私は、人と人は、話せばわかりあえると思っています。
でも、相手が話そうとすらしてくれなければ何にもなりません。




そんなわけで、またひとつ世の厳しさを知ったというお話。







あ、
その女子大生のマフラー、「何かに使えるかもしれない」と思って持ち帰ろうとした
ことは内緒です。
次の駅が終点だったのでそのままにしておきましたよ。
いやホント。