飲んで呑んで呑まれて飲んで
私の新天地たる職場は、そのすぐ近くに独身寮があります。
ほとんど私の同じタイミングの転勤で赴任してきた仲間たちですが。
今回の人事異動は若手たちが多く、みんなその独身寮に住んでます。
いや私も「独身寮」に住む資格はあるのですがそれはまあそれとしてですね。
そんな若手たち。
いろいろ連れだって飲みに行ったりとかはしてるみたいなのですが。
桜も盛りのとある休日、寮の庭でバーベキューをやるとのこと。
へー、楽しそうだねー、って思ってたところ、
「you-1さんも来ませんか?」
とのお誘い。
普通だったら若手たちのお邪魔したら申し訳ない、と思うところですが。
なんせ酒に飢えているところ。
何なら人との会話に飢えているところ。
ちょっとお言葉に甘えてしまったのです。
考えてみればそれがすべての間違いの始まりでした。
まず。
火おこしとか準備で16時集合と聞いていたのですが、我慢できずに10時に職場に着いてしまい夕方まで仕事してました(はしゃぎすぎです)。
まあ始まってみれば楽しくてね。
ちょっと暗くなってくると肌寒かったりもしたのですが、久々に人との交流を楽しんだのです。
楽しかったのです。
楽しすぎたのでしょうね。
最後に時計を見たのが19:30だった記憶はあるのです。
気付いたら0:30。
え?
何?
ここ数年にないくらい記憶がまったくない。
いったい何があったのか?
(後日後輩たちに確認したところ、21時くらいにお開きになるまで普通にしてて、何なら後片付けとかもちゃんとしてたみたいです何それ怖すぎ。)
何が起きたのかさっぱりわかりません。
真っ暗な寮の食堂で、椅子を並べてその上に寝ていました。
ただ記憶がないながらも、なぜかここ最近にないくらいスッキリした目覚め。
その時思ったのです。
「ここでこうしてても仕方ないし・・・家に帰ろうか。」
我が職場、結構な田舎にあるのですが、タクシー呼べば来てくれるかもしれないし。
運が良ければ流しのタクシーとかつかまえられるかもしれないし。
ここが最大の間違いでした。
まず、深夜1時に我が職場たる田舎に配車をお願いしたところ当たり前のように却下。
まあ1時間も歩けば繁華街にたどり着けるでしょうから、それまで頑張ろう!と。
(完全に冷静な判断力を失っていましたね。)
そしてわかったこと。
意外にこんな田舎方面でも流しのタクシーが走ってる。
が。
暗闇の田舎道を泥酔して千鳥足で歩いてると100%乗車拒否される。
冷静に考えれば当たり前です私でもそうする。
でもその時の心の声はですね。
田舎の方が情に厚いとか嘘じゃん。
なんだよー。
拾ってくれたっていいじゃないかよー。
これでも困ってるんだよー。
ここどこだよー。
いつ買ったかわからんけどcoolish超うめえ。
ええ八つ当たりです。
(coolishの件は除く)
そして得た結論。
「職場から我が家までは1時間半歩けば帰れる。」
ただこんなことで知りたくはなかったです。
後日若手たちに1人ずつ平謝りに謝ったのは言うまでもありません。
お酒の飲み方には気を付けましょう。ほんとに。