久しぶりに読書感想文 2


今回は1冊だけですが、最初に言っておきます。




こ れ は ひ ど い。




あまりにもあまりにも…だったので、腹いせに全部ネタバレします。




向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)





だって…。



「1位」ですもの。
「1位」って書いてあるんですもの。
ジャケ買いする要素としては問題なかったはずでした。




ですけどねえ…。
どう書いていいかわからないので羅列しますけど。


・主人公は小学生男子です。


・同級生が殺されてしまいます。


・その同級生、生き返って蜘蛛になります。


・この蜘蛛、喋ります。


・なので、犯人があっさりわかります。


・まあそれでも、その蜘蛛と一緒に、犯人を明らかにすることと、それにまつわる謎の解明に乗り出します(この時点でもうどうでもいい)。


・主人公には妹がいます。


・「お前何歳だ」というくらい、主人公に対して100点満点の的確なアドバイスをしたり、蜘蛛になった同級生と仲良くなったりしますが、正体はトカゲです。


・仲の良いお婆さんとか出てきますが、正体は猫です。


・主人公のお母さんは主人公に対して冷たく当たり、妹に対しては優しく接しますが、お母さんにとっての「妹」はトカゲではなく人形です。


なんかいろいろミスリードしようとしてるんですが、オチが「実はトカゲでしたー」とか「実は猫でしたー」とか、要するに登場人物が全部電波系なんですよ。




もう一度言わせてください。




こ れ は ひ ど い。






ただ、「1位」ですからね。
他の人は評価してるわけですから、何か違うところに魅力があるのかな。
でも、そこまでの読解力は私にはありませんでした。





もう、安心して読めるのはアガサクリスティしかなのかなあ…。