久しぶりに読書感想文


読書タグをつけるの久しぶりだなあ、って思って過去を振り返ってみたところ、ほぼ2年ぶりでした。




最近ドラクエばっかやってて、通勤電車内での読書量がだいぶ減ってましたからねえ。
で、ドラクエもだいぶ飽きてきて、DSの電源すら入れることも少なくなってきましたので、またミステリー漬けの通勤ライフが復活しております。




で、だいぶストックもたまったので、久々に読書感想文でも書いてみようかなあ、と思ったのです。




…が。




最近「ハズレ」ばっか引いてしまっていましてねえ…。
なので今回は今までと趣向を変えて、ほぼ「グチ」的な内容となっております。
好きな方には申し訳ありませんが、批判メインです。
ええ、「当たり」が引けない腹いせですw。
(以下ネタバレを含みます。ブランク部分をご覧になる場合はドラッグしてください。)





魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)


大ファンであるところの宮部みゆきさんの作品です。
結構前の作品ではあるのですが、「理由」「模倣犯」「火車」が当たりだったので、何の迷いもなく買ったのですが。




以前にも書きましたが…。
ミステリーは最終的に「現実的かつ論理的に終わらなければならない」という大原則があるのですよ(私的に)。
最近知ったのですが、「ノックスの十戒」「ヴァン・ダインの二十則」というのがあるようでして。
時代的に噛み合わない部分を除いては、ほぼ同意する内容です。
(説明するにはちょっと長すぎるので、Wikipediaに飛んでください。)




話は逸れましたが、どうもこの話に限っては宮部さんらしくないというか。
まあ「トリックが何か」というのは、この作品の主題ではないので、そう思えばギリギリ許容できる範囲かもしれませんが。




でも「催眠術」はイカンですよ。「催眠術」は。






弥勒の掌 (文春文庫)

弥勒の掌 (文春文庫)


何でもいいから何か本を、と思って探す場合。
だいたいの場合、平積みからジャケ買い(?)します。
その際に参考になるのが、裏表紙の解説や帯の宣伝だったりします。




この本もそうして買ったものでした。





うん…。
変な先入観を持たずに読んだら、いい内容だったんだと思います。




ただ、
裏表紙と帯の解説で、読む前にハードルを上げすぎました。




「驚天動地の結末」「読者を罠にはめようとする壮大な企み」とか。
どんなラストになっているかと思うじゃないですか。









普通。




アガサクリスティ作品や、最近読んだので言えば「葉桜の季節に君を想うということ」くらいのとんでもない仕掛けがあるのかと思ったんですけどねえ…。




なんかモヤモヤしたまま終わってしまいました。






で、あと1冊あるのですが、少し長くなってしまったので、翌日に続きます。