シリーズ「お引っ越し」 〜物件さがし〜


そんなこんなで引越を決意したわけで。


聞かれてもいないのに、自分の中で決意を固めるべく、いろんな方に「今度引越するんだよ。」って言って回った気がします。








「お、ついに?」みたいなリアクションは誰一人されませんでした。
大変残念でした。








まずはネットで物件探しをスタート。




旧住居。
もったいなかったけど賃貸借契約を更新したのがつい最近だったので、まだ期間を1年近く残していました。
居住環境改善のためには早く引っ越したいけど、さりとて「この日までに出なきゃいけない」とかそんなに切羽詰まった感もなかったので。
気に入った物件が見つかるまではじっくり探そうと思っていました。




そういうスタンスが後々まで尾を引くことになるのですが。




探し始めたのが12月くらいだったでしょうか。
引越シーズンと言えば、年度がわりの3〜4月くらいがピーク。
とはいえ物件がまったくないというわけではないですし。
このタイミングで、いい物件があればあったでなければないで。
徐々にペースを上げて行こっかな、と思ってました。




ただ今回の引越の失敗は、「住みたい街が決まっていなかった」ということ。
せめて路線なり地域なりをある程度絞れていれば、もう少しスムーズに進められたんじゃないかと思うのですが。
さすがに都内および近県全域を対象にしていると、何を優先していいかわからなくなってきます。




ネットで物件検索すると、「ここに連絡してください」って不動産屋の連絡先が出てきます。
なので、1物件を見に行くたびに違う不動産屋の所に行かなくてはなりません。
不動産屋さんは「その地域」を得意としているらしいので。
これがなかなか面倒でしてね。


例えば、
・朝新宿の不動産屋に行って中野の物件を見に行き、
・昼池袋の不動産屋に行って大塚の物件を見に行き、
・夕方渋谷の不動産屋に行って目黒の物件を見に行く
みたいな感じ。


これにプラスして、すべての不動産屋で「あれもこれも」って紹介されるので、1日終わるとクタクタ。
そのくせ当たり物件にはなかなか巡り合えず。
だんだん引越自体のモチベーションが低下して行き。


で、夜寝るときに隣がうるさくなって「明日からまた物件探ししよう」と決意を新たにする^^;。




こんな日々を年明けても送っていました。




実は不動産屋ってどこ行ってもほぼ同じらしいんですけどね。
別に「そこ」じゃなくてもいいらしいんですけどね。
知り合いでもいれば「ちょっとここ見せてよ。」とか持っていけばいいんですが。
ゼロからのスタートだと、そんな信頼関係を築くところから始めないといけません。
別にどこでもよかったんですが、せめてどこか1軒に集約できないかな?って思ってました。







そんな中、もう何軒目だったでしょうか。
1軒の不動産屋に行くことになりました。


そこは、ただ単にいくつも巡る不動産屋の1軒にしか過ぎませんでした。








しかしそこには、深く記憶に刻まれる出会いが待っていたのです。