シリーズ「お引っ越し」 〜序章〜
オシャレタウンに住んで5年が経ちました。
「どこに住んでるの?」
『自由が丘』
この会話がしたいためだけに住み始めて早や5年。
何ら効果はありませんでしたが。
賃貸借契約の更新も2回しました。
街自体には何ら不満はありません。
むしろ楽しい。
できることならずっと住み続けたい・・・。
ただ、どうしてもお引っ越しをしなければならない事情が発生してしまったのです。
お隣さんトラブル。
まーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うるさいの。
明け方まで友達呼び込んでドンチャン騒ぎしたり。
最近彼女ができたらしく、毎晩毎晩話し声が聞こえてきたり。
話し声だけならまだしも(略
事あるごとに壁をドーンってやったりしたんですが、全く効果なし。
逆に何人もいる状況で逆恨みされても嫌ですしねえ。
今思ったんですが、壁をドーンってやってドーンって音がする時点で壁薄いですよね。
大騒ぎならともかく、普通の話し声とか聞こえてくるんですもんねえ。
まあ安普請なマンションだったんでしょう。
何より週末が一番盛り上がってて。
こっちは週末は早起きしなきゃならない生活。
いや、わかりますけどね。
世間様は休日前だし。
だけど・・・ねえ・・・。
それまでの4年間は特に何もなかったんです。
だから人替わったのかな?とか思って管理会社に言ったりしたんですけどね。
替わってないらしいんですよ。
んでもって何ら改善されず。
後から聞いたんですが、諸事情により管理会社に内緒で又貸しとかするケースもあるみたいで、それだったんじゃないかな、と。
そう考えると、あの時の出来事も合点がいきます。
これはもう、私が動くしかないなあ、と出て行くことを決心したのが昨年の冬くらいだったかな。
こうして長い流浪の旅が始まったのです。