旅行5日目 「嗚呼、花の都編 〜その2〜」


そんな少し残念なパリ旅行でしたが。
でも、楽しいこともあったのです。




パリへ行くには、ロンドンからユーロスターという特急に乗ります。
チケットを確認し、車両と席番号を確認。
席を見つけて座るや否や、隣の女性に話しかけられました。






『あの…日本人の方ですか?』






「はい。」
と答えると、
『よかった〜。イギリスに旅行に来て、パリに行ってみたいと思ってたんですけど、何も調べずに来ちゃったんですよ〜。』
と。
まあ私もそれほど綿密に下調べをしていたわけではなかったのですが、ガイドブックは持っていましたので貸してあげました。




彼女はKさん。
英語の先生をしていて、生徒の留学先の候補としてイギリスの学校を見て回るという、半分仕事のような旅行だったそうです。
で、一日だけパリは観光しようとしていたようです。




二人でガイドブックを見ながら、シャンゼリゼはここでノートルダムはここで…と、彼女の旅程を一緒に考えたりした車中。
旅程は間もなく決まったのですが、なんか話好きな方でしてね。
私も「脱・人見知り」を決意していたところだったので、話が弾みまくる車中。
前日イギリス田舎ツアーで後悔していたこともあり、「これは…」と思わずにはいられませんでした。




彼女は自由行動で、私はツアー参加。
一緒に回れたりしたらよかったのになあ、と。




帰りの電車もKさんと隣でした。
私は私で一日起こった事件を話したり、でもルーヴルは良かったと話をしたり。
Kさんは朝車中で決めた旅程どおり、行きたい所をすべて回って、撮ってきた写真を見せてくれたり。
2時間半ほどの車中。
車内の人がほぼ全員寝ている中、二人でずっと喋り続けてました。
ホント楽しい時間でした。
このままこの楽しい時間がずっと続けば良いのに、と思いました。











ま、人妻だったんですけどねー。