旅行5日目 「嗚呼、花の都編 〜その1〜」


この日は日帰りでパリに行ってきました。




英語圏のイギリスですら四苦八苦しているのに、と不安でいっぱいではありましたが。
せっかくヨーロッパに来たわけだし、一日くらいパリに行ってみたいなあ、と強引に旅程に詰め込みました。






ただ、結果として残念な一日になってしまったのです。






この日は、旅行会社のツアーで申し込みました。
パリ到着後、午前中はガイディングツアーで午後は自由行動。
一日しかありませんからね。
午後は午後で自分のまわりたい所を、かなり強引に詰め込んでいたのです。




が…。
まず、パリの北駅に着いて集合場所に行った時点で間違い発覚。






英語ガイド。






ん〜…確か日本語ガイドで申し込んでたはずなんだけどなあ。
参加者に日本人らしき人は一人もおらず。
ガイドも終始英語。
何とか話している内容を聞き取ることはできましたが、この時点でイヤな予感はしていました。




まずは観光バスでパリの街を周遊。
イヤホンを渡されたのでシートの横くらいについてるジャックに差し込みました。
このイヤホンガイドは日本語でしたので、何とかなりました。




小一時間ほどして、エッフェル塔に到着。
確かこれに登るはず…と思っていましたが、素通り。
そのままセーヌ川クルーズに行きました。
ここでも電話みたいな機械で日本語でのガイドがありましたが、これまた小一時間。




それでもこれが終われば解散だよなあ、と思って船を降りました。





しかし、解散する気配はなく。
なんか全員で連れだって歩き出します。
おかしいなあ、と思いながらもついていくと、一軒のレストランに到着し、「ここで昼食をとって一時間後に集合」とか言うわけです。
さすがにこれはおかしいと。
この後観に行きたいところがいっぱいあるし、と焦り出し、ガイドに「確かツアーは午前中で終わるはずだ。」というようなことを伝えようとしたのです。
が、私の英語力ではうまく伝わらず。
レストランの前で何度か言い換えたり聞き返されたり、を繰り返していたところ、急にガイドがキレて




「ワタシニホンゴワカリマセーン」




とか叫び出しまして。
一斉にレストランの中の人とかこっち向くし、情けないし腹立たしいし。
で、結局勝手にそのツアー抜けました。
その後何度案内の紙を見ても、午前中で終わりと書いてあるし。
でも私の英語は通じないし。
自分がどこにいるかも分からず、そこからどうすればいいのかもわからない。
時間は既に午後3時。
お腹は空いたけど、もう英語もフランス語も喋りたくない、と途方に暮れてパリの街を歩きました。




結局偶然見つけたラーメン屋で味噌ラーメンと餃子とビールで遅いランチにしました。
冷やし中華はじめました」とか貼ってあったので、「あー、日本語通じるんだ。」と思って入ったら、店員は中国人
結局英語で注文しなければならず。
パリでラーメンとか、そのシチュエーションにまたがっくりと。


そこそこ美味しかったのが救い。





もうパリなんて二度と来るか!と思ったのですが。
それでもビール飲んでたら少し気が大きくなりましてね。
「どうせ二度と来ないんならとことんやってやる」と思い、一番行きたかったルーヴル美術館にだけは行ってきました。
正直、ここは良かったです。
だいぶ取り戻した感がありました。





それでも、期待していた花の都。
スリと思しき人が何人も寄ってきたり、「1サンチームくれよ〜」とか物乞いに追われたり。
ちょっとイメージ変わりましたね…。




やっぱイギリスの方がいいかな。