旅行5日目 「嗚呼、花の都編 〜ラスト〜」


パリへ行った日。
もう一つ、素敵な出会いがありました。




ユーロスターの車中、通路を隔てた反対側に、アジア系の夫婦が座っていました。
Kさんとの話も一段落して、ツアーの案内を見ていたところ、旦那さんの方から英語で話しかけられました。



「〇〇ツアーに参加するの?」



聞けば、そのご夫妻もツアーに参加するとのこと。
そこまではわかったのですが…。
「脱・人見知り」とはいえ、それはあくまで日本語限定。
英語では壁が高すぎます。
その後もいろいろ話しかけてくれたのですが、私が的確な答えができなかったりして、ほどなく会話が途切れてしまいました。
Kさんとの話の方が楽しかったし。






で、いろいろあったパリからの帰り。
出国審査も済ませて、駅のロビーでKさんと再会し、これまたいろんな話をしていました。
しばらくしてKさんが買い物に行って一人でいたところ、たまたま朝車中で隣だった旦那さんと会い、話しかけられました。
「一緒のツアーだと思ってたのに、どうしたの?」と。
いろいろあったのに、これまたうまく英語で話せなくて、一言二言で会話は終了してしまいました。




が、せっかくいろいろ話しかけたりしてくれたのに、このまま終わらせたら絶対後悔する、と、もう一度自分から話しかけてみたのです。




彼はエリックさんという、マレーシアから旅行に来た方でした。
そこからつたない英語でいろんなことを話しました。
今日一日あったことを話して同情してもらったり、イギリスでどこが良かったとか情報交換したり。





エリックさんとは、帰りの車中でも少し話をしました。


Kさんが人妻だとわかった後の話。
『結婚しないの?』と、ここでも聞かれw。
「いや〜、難しいね〜。」
『何で?日本でダメなら金髪とか連れて帰りなよ〜。』
「何言ってんの?」
とか。




そんな話をしていたら、通路の向こう側からエリックさんが『何話してるの?』と。
英語の先生であるKさんが流暢な英語で『彼が結婚してないので、結婚の良さを説明してるんです。何か言ってあげてください。』と。
エリックさん、すかさず『結婚なんてするもんじゃないよ。』と言って、物凄い勢いで隣の奥さんに叩かれてました。





そんな楽しい時間もあった一日でした。
多分もうあの3人と会うことはないと思いますが、初めての海外旅行で訪れた素敵な出会いは、一生忘れることはないと思います。
最高に楽しかったです。





あ、エリックさん、今度秋に北海道へ旅行に来るそうです。
すっごい良くしてもらったので、北海道にお住まいの方、クアラルンプールからお越しのエリックさん夫妻にお会いしたら、手厚くもてなしてください。