トラウマ


就職活動といえばですね。


私、大学で、4年の最後の最後まで2年の時の必修授業の単位が取れておりませんで。
内定をもらった後も、その講義の後期試験が受かるまでは、正直気が気じゃない生活を送っておりました。


で、内定をもらった後は、さすがにマジメに授業を受けていたんですけどね。
といっても、4年生の1年間で残っていたのはこの授業とゼミだけだったのですが。




そして月日は流れ・・・。
運命の後期試験前。
さすがに直前1週間は、ほとんど寝ないで勉強してました。
大学受験以来の集中力だったと思います。
試験当日も、「今寝たら絶対寝過ごす。」と思って、徹夜のまま試験に行きました。




試験自体は手応えバッチリで終わりました。
ただ、その結果がわかるのは、もう卒業者発表の時しかなく。
ホントに4年分の単位足りてたかなあ、という不安もあいまって、地に足がつかない生活を送っておりました(パチ屋でw)。




そして運命の卒業発表の日。
いつもは行きもしない近所の神社に寄って、当時の私にしては大金の500円(1,000円だったかな?)をお賽銭箱に入れ、大学に向かいました。




大学に到着して恐る恐る掲示板を見て、自分の名前があった時の嬉しさは、一生忘れないでしょう。




うん、一生忘れないと思っていました・・・。




ただですね。
忘れずにいたのは嬉しさの方ではなくて。
あれ以来、「実は掲示板に自分の名前はなくて卒業できず、会社に断りの電話をかける」という夢を、年に1〜2回観るのです。
ええ、今でもです。
で、電話をかける時に目が覚めるのです。
起きるといつも涙目になってます。




事実ではないのに、今だにトラウマになっているのですねえ。
相当な強迫観念だったのでしょう。




あの時のことを思えば、今自分がここにいることに感謝せずにはいられません。
これも人生の中で何回かの、超鬼ヒキの1回だったのでしょうかね。