久々にキタなあ・・・

最近読んだ本をまとめて。

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久々の宮部みゆきさんです。
普通に面白かったんですが、宮部さんの作品にしては珍しく、幸せな家庭が元となるお話。
最終的には結局人間のドロドロした部分が描き出されるわけですが・・・。
にしても、ちょっと違う方向に話がいってしまったなあ、という感もあり。
何かちょっと違うというか、新鮮な感じの作品でした。

13階段 （講談社文庫） [ 高野 和明 ]

これも良かったですね。
少しずつ謎が解き明かされて、ちょっとずつアップダウンを繰り返しながら真相へ迫り、そしてラストへ。
ミステリーの王道的作品じゃないかと思います。

そして、久々にキタなあ、というこの本。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

「葉桜の季節に君を想うということ」

なんとなくタイトルの美しさに魅かれて買ってみたんですが・・・。
久々にやられました。
冒頭のドエロシーンも、うまく読者をミスリードするための布石だったんですね。
こういう方向に持ってくんかい！というツッコミをせずにはいられないラストでした。
途中内容を理解するのに、５回くらい同じ部分を読み返さざるを得なかったです。
理解した時には、ちょっと本を投げ出して突っ伏してしまいました。
アガサ・クリスティーの「アクロイド殺し」の時のようなヤラレタ感。
にしても、今まで見たことのない、全く新しいミステリーの形でしたね。

詳しいことは書けませんが、一言。

この話、映像化はできませんね。

是非ご一読をおススメしたい作品です。