愛とナミダの贈り物


今日、某百貨店に行ってきました。


目的は、先日無事に娘が生まれた、学生時代の友人夫婦あてにお祝いを買うがため。
どういうものを贈ったらいいのか迷ったのですが、赤ちゃんのうちは何着あっても困ることはないだろうと思って、ベビー服を買うことにしたのです。


百貨店に到着。
エスカレーターを上っていき、ベビー用品売り場へ到着しました。
子供服といっても、いろいろなブランドがあるんですねえ。
しかも休日だけあって、かなり混雑しています。
でも、多くのファミリーが、自分の子供のため、あれでもない、これでもない、と、似合う服を探している光景が、あちこちで見られました。
幸せな家庭って、こういうものなんでしょうね。


さて、そんな光景を横目で見ながら、いろんなお店を回ってみました。
女の子用の服、と一言で言っても、いろんなお店があるんですね。
いろいろ迷っていたのですが、とりあえずこれにしよう、というお店に入りました。


店に入って選び始めるや否や、すぐに店員さんが寄ってきまして。
百貨店ってこういうのがあんま好きじゃないんですけどね。
ま、それでもいろいろ相談させてもらいながら選ぼうかな、と思ったのです。



でも、ですね・・・
店員さんがまず最初に発した一言がですね、




『贈り物ですかぁ?』




「はい。」と答えようとしたその時、ふと思ったのです。




何で決めつけられたのかと。




いえね、確かに贈り物ですよ。
それを買いに来たことは間違いないですよ。
でも、見た目だけで決めつけられては気分を害します。
なのでこのお店で買うことは中止。
すぐさま別のお店へ移動しました。


世の百貨店の女性店員の方は、
もっと僕に対して思いやりを持つべきだと思います。




で、次に良さそうなものがあったお店へ到着しまして。
ぼーっと眺めながら物色してました。
しかし子供用とはいえ、女の子用の服を一人で見て回るのって、なかなか気恥ずかしいものですね。
客観的に見て怪しいんだろうなあ。
さっきの店員さん、正解。


ま、それでも「贈り物」という大義名分がありますからね。
そんなにオドオドすることなく見ていたのです。
ここでは、入ってすぐさま店員さんが話しかけてくることはなくて、ゆっくり選ぶことができました。


で、ほどなく買う物を決めて店員さんを呼んだわけです。


『ありがとうございます。こちらのお洋服ですが、生まれてすぐお使いになれるサイズのものと、6ヶ月から1歳くらいまでお使いになれるものとございますが、どちらになさいますか?』
「う〜ん、そうですねえ。」
『今着れるようなお洋服だとすぐに着られなくなってしまいますから、だいたい皆様1歳くらいまで着られるものの方をお求めになりますよ。』
「そうですか・・・。」
『今、お子様は何歳くらいでいらっしゃいますか?』




・・・ほほぅ。
できた店員さんではないですか。
僕が自分の子供のために買いに来たと思ってくれてるんですね。
さっきのお店とは違いますな。
よかよか。




「(友人の子供は)まだ生まれて5日くらいですかねえ。」
『そうなんですか〜。生まれたばっかりの赤ちゃんってかわいいですよねっ。』
「(写真で見た限りでは)かわいいですよ(多分)。」


この店員さん、ホントに子供が好きなんだなあ、っていうのがすっごくよくわかりました。
何なら僕と一緒に子供を(ry




で、とりとめのない話をしながらも、買うものを決めてお会計。
我ながらカワイイ物を選べたと思いますが・・・。
そろそろ種明かしをしなければなりませんね。




贈り物だという。





「あの、実はですね・・・」












『それでは、プレゼント用の包装の方はいかがいたしましょうか?』












全部・・・お見通しだったのですね・・・。




ナミダで明日が見えません。




だからね、
世の百貨店の女性店員さんはもっと僕に対して(ry



W、Y夫婦よ。
この贈り物、オイラの涙とともに受け取るがいい!