不動産屋の新しい・・・


引越に伴う物件探しも、そろそろ佳境に入ってまいりました。


今日も今日とて不動産屋巡り。
もう数軒目になります。
前にも書きましたが、今までは特にこだわりとかなくて、勢いだけで決めてたんですよね。
でも前回(というか今)、ついに勢いだけで決めて失敗してしまったこともあって、今回はちょっと慎重になってます。
いろいろ不動産屋を回ってはいるのですが、ちょっといいなあ、っていうのがあっても、ついつい保留しちゃいまして。
で、翌日くらいにはもう埋まってる、って感じです。
そうなってみると、さすがに少しは勢いが必要なのかな、とも思いますが、ま、そこまで急ぐ引越じゃないんで、のんびり探そうとは思ってました。


さて、今日お邪魔した不動産屋さんは、会社が契約している福利厚生会社の提携先で。
仲介手数料が割引になるということで、今回探した中でもメインとしてとらえてました。
まずはある程度の条件を送ったのですが、数回のやり取りの中でも、候補物件とか条件とかで担当の方が頻繁に電話とかメールとかくれまして。
結構いい物件を紹介してくれていたんです。
これは期待大だな、って思ってました。




今日、その不動産屋さんに行ってきたのです。


でですね、今日までいろいろ電話とかメールでやり取りしていた方がいらっしゃいましてね。
その担当の方、Aさんという女性なんですけども。
当然お会いするのは今日が初めて。
もっといい物件紹介してくれるかなあ、くらいに思ってたんですが。


お店に入ってご挨拶。
「初めまして。you-1-slot777と申します。」
『初めまして。Aです。』


・・・あの、すみません・・・。




かなりストライクゾーンど真ん中なんですけど。


めっちゃタイプ。
いやー、30代にして久々にドキドキしましたね。


ま、そんな状態ながらも、物件探しがメインですからね。
話をする中で、さらにいろいろ物件を紹介してもらって、いくつかに絞ってみたのです。
なかなか条件どおりのものは見つからないまでも、まあ少しは妥協しなきゃいけませんしね。


で、
『じゃあ、これから物件見に行ってみますか?』
ということになったわけです。
このお店、候補駅とは少し離れたところにありましてね。
過去の経験から、東京で物件探ししてそういう場合、一人で見に行くかたちが多いものですから、普通に一人で見に行くものだと思っていたのです。
じゃあこれとこれと・・・あとこれかな、と目星をつけまして。
「そうですね。じゃ、どうしたら・・・」
と言いかけたくらいに、
『じゃあ準備しますから少し待っててくださいね。』
というわけですよ。


え?一緒に行ってくれんの?


これはこれは。
嬉しいやら困ったやら、予想外の展開です!


で、一緒にお店を出ましてですね。
電車乗り継いで物件回って・・・と、結構な時間一緒に行動したのですが。
なんかね、一緒に街歩いたり電車乗ったり話したりしてるとですね、めっちゃ楽しくなってきましてね。
なんかお互いのプライベートにまで話が及んだりして。
そうするとですね、
だんだん勘違いしてきましてね。




まあそんな嬉し楽しい時間を過ごしながら(目的は何?)、「どうしましょうかねえ?」『そうですねえ。』とそこからいろんな物件を見て回ったのです。
ま、あんまりいい物件なくてですね。
二人して「う〜ん。」と悩んでました。


そうこうしながら、最後の物件に到着しました。
Aさんも『ここは絶対おススメです!』というところ。
実はここ、前に回った不動産屋からも紹介されたところで。
いいなあ、と思いながらも保留していたところだったのです。
それを伝えたらAさん、『じゃあもしかしたら運命かもしれませんね。』と。


ええ。
あなたと出逢えたのも運命かもしれません。(直立不動で)


さてこの物件、前に見た時も思ったのですが、かなりいい物件でしてね。
改めて見ると、やっぱりいい。
で、僕は以前見たことあるので、逆に道とか部屋の中とか案内しながら行ったのですが。
Aさんが
『駅から近くていいですね。』
『お部屋も設備が充実してて。』
と、ベタボメ。
うん。
やっぱいい部屋ですよね。
ここにしようかなあ。
でもなあ・・・ちょっと家賃お高めなんだよなあ・・・


などと思ってると、Aさんがぼそっと一言呟いたのです。




『私・・・ここに住みたいな・・・。』






「契約しましょう。」(即答)
そりゃ契約するでしょ。
ここまで言われたら。


するとAさん、『ホントですか!?じゃあね、じゃあね、お部屋の寸法測りましょう!』とノリノリ。
『家具は何があるんですか?』
えっと・・・大きいのはテレビ、ベッド、本棚、パソコン、あとコタツくらいですかね。
『じゃあ、ベッドはここに置けますね。で、テレビはここに置いて・・・あ、やっぱテレビはこっちの方がいいかな。』
と、見取り図まで作り始めて。
・・・あの、


一緒に住んでくれるんですか?


ま、物件自体は申し分ないですからね。
そのままお店に戻って、普通に契約手続などをしたわけです。
いい物件を申し込めたので、今満足して帰ってきたところです。
Aさんが作ってくれた見取り図を手にしながら・・・。









・・・さあ皆さん。
ここまでで思っていたことがおありでしょう。
ええ、僕もさっき帰ってきて冷静に考えて思いました。
それでは、今日の日記を読みながら途中から思っていたこと、遠慮なく言ってください。



では、せーの、で一緒に言いましょう。


せーの、




それ、不動産屋の新しい営業戦略じゃね?




うん、僕もね、わかってたの。
最初は勘違いだってわかってたの。
でも途中からわからなくなってたの。
『ここに住みたいな。』とかいうのも「一緒に」とかは一言も言ってないの。






でもね・・・


こんな僕を誰が責めることができますか?(泣)