重要文化財


ここのところ、仕事で全国津々浦々を出張で回っております。


で、明日某地方で仕事があるので、1日早く入ってみたのです。
ちょっとどうしても行ってみたいところがあって。
その場所というのはですね・・・パチンコ屋なんですけど。
最近何気なくネットを見ていたらですね、どうしても気になるパチンコ屋を見つけてしまったのです。


2006年7月5日の日記にも書いたことがありますが、現在パチ・スロ業界においては、なにかと規制が厳しい時代でしてね。
昔の台を設置していてはいけない規則になっているのです。
なんですが。
その店では未だに、私がパチンコを打ち始める前から設置されていた台が現役で稼動しているとのこと。
この時代に?と半信半疑でしたが、あると知ったからには是非行ってみたい!


朝早く起きて午前中に到着。
多少道に迷いましたが、目的の店を見つけることができました。


中に入ると・・・
もう20年前のパチンコ屋そのもの。
あー、そうそう。
僕がパチンコ打ち始めた頃って、こういう店たくさんあったよなあ。


もうワックスと汚れが染み付いて真っ黒になってる木の床。
500個も入れば満タンの小さいドル箱。
玉借りるのも100円単位。
両替はカウンターでおばちゃんに。


高校時代行ってた○ドリを思い出しました・・・。


店内は思いのほか大繁盛。
若い人なんか一人もいませんし。
多分ここにいる人たちは、20年くらいずっとこの台を打ち続けているんだろうなあ、と。


で、さりげなく店内を一周して、目的の台たちを見つけました。
あー、これかあ。
確かに何となく十年以上前に見たことがあるかも・・・


そして一応釘を見て、1台の台を選びました。
打ち始める前に心の中で一礼。
もうハンドルを持つ手が震えました。


音楽は、単音の短いメロディーが一瞬流れるだけ。
液晶やドットがあるわけでもない。
当然大当たりがあるわけでもない。
そもそも「当たり」という概念がない。
ちょっと増えてちょっとノマれてまたちょっと増えて。
そんなこんなを繰り返し、結局1,000円使って3時間遊んで2,000円勝ち。
小箱2箱満タンでしたが、多分店内で一番出したでしょうw。



このお店、ネットで店検索しても出てきません。
検定切れの台を設置してはいけない、というのは全国共通の規則ですから、いつ警察の指導が入って営業停止になるかわかりませんからね。
多分今黙認されているのは、土地柄的なものもあるでんしょう。


そんなんですから、この店もいつまで営業してるかわかりません。
だから、台の写真とか記念写真とか、めっちゃ撮りたかったんです。
でも・・・
ひっそりと営業してるこの店が目立つようなことは、絶対してはいけないと思いました。


この古き良き時代のパチンコ屋。
もうね、重要文化財として保護すべきお店ですよ。


いつまで営業しているかわかりませんが、いつまでもこのままあってほしいなあ・・・。