プリンセスプリンセス 2 


以前の日記の続き。


さて、私的プリプリ分析の第2弾。


id:towerofthesunにコメントをもらいましたが、DIAMONDS(cw/M)の大ヒットの後、満を持して(といっていいかわからないけど)出されたアルバムが
「LOVERS」(1989年)。
これが名盤。
楽曲一つ一つが珠玉の作品であることはいうまでもなく、編成というか流れが秀逸。
「ムーンライト・ストーリー」「友達のまま」「DING DONG」と緩急をつけつつ一気に流れ、「パパ」で泣かせて「パレードしようよ」で元気に行こう!と締めくくられます。
何度聞いても飽きませんでした。
初版だけ限定でブックレットがついており、うちの田舎でそれを持っているやつがヒーロー(ヒロイン)でした。


そして、翌1999年に出されたアルバムが「PRINCESS PRINCESS」。
ここにきてバンド名がそのままアルバム名になりました。
後から考えるとちょっと早いけど、文字どおり彼女たちの集大成だったと思います。
中山加奈子さんの「錆びつきブルース」、今野登茂子さんの「月夜の出来事」も収録され、彼女たち一人一人の個性が前面に押し出されています。
このあたり、バンドとしての円熟期に向かっているのかな、ということを感じさせます。
もちろん今までのプリプリらしさも、「Highway Star」「One」といった名曲に収斂されています。
特に「One」は、個人的に一番好きな曲のひとつ。
いつ聞いても、ホロリと泣けた後幸せな気分になります。


さて、いろいろ書いてきたましたが、もちろんこれは、ごく私的な感想。
ちょうどこの頃僕は中学生で、多分人生で一番楽しくて幸せで忘れられない時代。
だから、かもしれません。
どの曲を聴いても、たまにちょっと泣きそうになります。
前にも書いたけど、それは僕の人生のシーンごとに、彼女たちの曲がリンクしているからだと思います。


(もうちょっと続きます。→http://d.hatena.ne.jp/you-1-slot777/20060627