遺産相続人決定のお知らせ


さて。
そんなわけで実家に到着してからも、今までのように疎外感を味わうこともなく。
ぬり絵とか折り紙とかボール遊びとかをしつつ、雪が降ったらはしゃぐ二人を微笑ましく見つめる。
それはそれは幸せな時間でした。




そんなこんなで無事年も明け、元旦。





朝歯を磨いていてうがいをしようとしたら、瞬間的に腰に違和感が。
そう、あれは数年前。
同じように正月に実家で歯を磨いていて、ギックリ腰になって入院した苦い記憶。
あれと同じ感覚がきたのです。
でも、体があの時の感覚を覚えていたのでしょう。
あと1㎜いったらアウト、という寸前で、瞬間的に踏みとどまりました。
多少痛みは残ったものの、動けないほどではなく。
湿布を貼って安静にしておりました。




ただ、このあたりからすでにイヤな予感はしていました。




基本的に寝正月だった今年。
ちょっと昼寝をして起きたところ、測らなくてもわかるくらいの発熱。
またか…。
これまた数年前、元旦に風邪をひいて数日間寝込んだことがありました。
なんかもう、珍しくもありません。
苦しいながらも心の中で苦笑しながら安静にしておりました。




すると、姪&甥が心配そうに僕の部屋を出たり入ったり。
気持ちは嬉しいですが、うつしちゃいけませんからね。
入って来ないように言いました。




で、またウトウトして、はっと目が覚めた時。
枕元にこんなものが。



(多分)似顔絵と折り紙。
確かすっごい大事にしていたシールを、これでもかというくらい貼ってくれて。
もうね、感動ですよ。
昨年は一言も口きいてくれなかったのになあ。
ちょっと泣きそうになりました。




そんなわけで、あまりにも嬉しかったので、
彼女たちには僕の遺産をすべて譲ることにしました。
ええ、決めました。
決めましたとも。