仕事の話である。


私の仕事は、普段何もなければゆっくりできる仕事です。
ただいざ何か事件が発生すれば、私が初期対応かつ最後の砦。
責任は重いですが、とりあえず一日が平和に終わってくれれば何より。
それを祈りながら、毎日仕事をするのです。


先週、たまたま私は留守にしておりまして。
で、代わりをお願いした人たちに、「留守にしてスンマセンでした。何かありましたか?」と尋ねてみたのです。
するってえと「いや〜、2日間ず〜っとヒマだったよ。」との返答。
そして衝撃的な一言。
「お前がいなかったからじゃねえの?」

・・
・・・
いえいえ決してそのようなことは!
たまたまっすよ。たまたま。
見ててくださいよ。
今日僕いますけど、平和な一日のはずですから。
見てくださいよ。
閑散としてて何か起こるにも起こりようがないじゃないですか。ははは。


そして何事もなく午前の部が終了。
「じゃあ皆さんでメシ行ってきてくださいよ。留守番してますから。」
と他の人たちを送り出して、「さて、と」と椅子に座った瞬間・・・
鳴りましたよ。苦情電話。
もうね、電話応対しながら笑っちゃいましたよ。
自分のヒキの弱さに。
いや笑い事じゃない。
とりあえず電話を受けて現場へ。
内容自体はたいしたことなかったんですがね。
クレームつけたい盛りの中年男性。
1時間ほどかかってしまいました。
昼メシ食えねえな、こりゃ。


事務所に戻ると皆さんにこやかな(ニヤニヤ?)笑顔でお出迎え。
あのですね・・・
うん・・・
はい。わかっていましたよ。
僕が事案を呼ぶ体質だということは。
でも認めたくはないじゃないですか。
だからツッパって来ましたけど・・・今日ではっきりわかりました。
何か取り憑いてるわ、オレ。
今まで行こう行こうと思いながらずっと先延ばしにしてきましたけどね、今週は絶対行ってきます。
厄払い。
ついでに縁結びにでも行ってこようかな。